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Posted by おてもやん at

一陽来復の春。〜経済も人生も有為転変〜

2021年05月07日

一陽来復の春。〜経済も人生も有為転変〜

季節は春、今年の春は花が早い。桜は10〜15日早い地域があると聞きます。

春が来て、夏になり、秋がくる。

今年の冬の寒さは、ここ数年無い寒波が何度も来て、日本は震え上がった。

『菜根譚』な言葉に以下があります。

(以下、『菜根譚』後集no.111より)

秋に草木の葉を枯れさせる厳しさの中にも、春に草木を生々繁茂させる生命力があり、常にこれが主となって四季がめぐっているのである。これによってこそ天地自然の心を知ることができる。
(以上、本より)

人も自然も、循環の世界、祖父母、父母、子供、孫があり、つながりは兄弟・姉妹、さらに従兄弟、従姉妹、男女のつながりは広がり続ける。

その1人ひとりに、1年間があります。

好調、不調、健康、病気、さらに、経済不況、好景気、業績好調・不調・・・・

『菜根譚』に以下の言葉を見つけました。

一陽来復の春

意味は、来年は春が来ます。の単純な意味ですが、人の人生は、常に危機を感じながら生きています。

〜経済も人生も有為転変〜

経済も人生も常々厳しい。

思い通りにならないのが、"人生"です。世の有為転変にどう対応するのか?

コロナ禍だからこそ、問われる人間力だと思います。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 11:25Comments(0)自己啓発経営、政治

今朝の一言は「老、古、古、古」が良いと?

2021年05月07日

今朝の一言は「老、古、古、古」が良いと?

6月になると鬱陶しい梅雨が来る。そうすると、朝ウォーキングなしで、朝読書となる。

新しい本も良いが、古い故事や名言が、この歳になると心に響く。

今朝の一言は、

16世紀末〜17世紀はじめに活躍したイギリスの哲学者、神学者のフランシス・ベーコンの言葉。

「燃やすに一番いいのは老木、飲むには古酒、信頼するには古友、読むには古い著者」

この歳になると、なるほどと響く、

「老、古、古、古」の4字です。

さて、後半生、どんな生き方をするか、思案中の朝読書です。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 11:22Comments(0)人生の楽しみ世界の名言

アイデアをビジネス(活動)として組織できる人がいなければ世には出ない。

2016年08月29日

アイデアをビジネス(活動)として組織できる人がいなければ世には出ない。

彼はアイデアマンだ、と聞くことがありますが、しかし、それを実現する人は少ない。“アイデア”、されどアイデアであります。

それが時代に合っているか、いないかは別として、アイデアを出すことは誰でもできます。しかし、世に知られるには多くの人が関わらないと広まりません。

作家の谷沢永一氏の著書『人間通』の一節に次の一文がありました。

(以下、転載)
高度な技術を発案し得るのは天才であろうが、その発見を事業として組織するにはこれまた異質な才能を要する。現代社会を動かす主要人物(キーパーソン)には、第一に鋭敏な触覚を持った発見者であり、第二に至れり尽くせりの支持者であり後援者であり、第三に事業を興して推進させる組織者であるという、目配り気配りの心働きが求められる。
これからとても閃きの才は貴重であるが、今後はその閃きを実務に翻案する才能が不可欠である。ベンチャー・ビジネス(先端事業)の成否は常にそこで決まる。才能を活かす才能が求められている。
(以上、『人間通』より)

>閃きを実務に翻案する才能が不可欠

町おこし、地域おこし、まちづくり、仲間づくり、いろいろな発想が生まれるのですが、それを実行できる人は少ない。

先輩から、「思い立ったら、行動し、仲間を作って、継続する」とよく聞きます。その仲間の中で、その発想を周りに翻訳し、行動できるプランに翻案してくれるキーパーソンがいないと、周りへ広がらない。

日常から、この翻訳、翻案の能力を持った仲間づくりに気をつけて行動しておくことが重要です。その翻訳できる人が、身近な人ならなおさら良いと思います。

みなさんの周りに、そんなキーパーソンはいますか?  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:45Comments(0)

誠で禍を打ち払う

2016年08月18日

誠で禍を打ち払う

【現代語訳】
態度や行動について嫌疑を受けたときには、口先で弁解しても効果がない。思い当たる節もなく受ける禍は、智慧を用いても免がれることはできない。ただ誠の一字を槌のように振るって、嫌疑を晴らす以外に方法はないのである。
(以上、佐藤一斎『言志四録』より)

目立つ存在になれば、いろいろな噂話を立てられることもある。真意と違う話題が、巷を回り、あらぬ疑いをかけられれることが起きたときは、『言志四録』の教えの通り、誠意を持って言動に努めるしか方法はないと思います。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 20:55Comments(0)

心がほっとする日本の名詩100から「雑草」

2016年08月18日

心がほっとする日本の名詩100から「雑草」

〜人間は、まさに“雑草のごとく”のたくましさがあります。〜

久しぶりに東日本大震災後の心の問題を取り上げたNHK-BSの特集「風の電話」の再放送を見ました。ふと、金子みすずの『私と小鳥と鈴と』の最後のフレーズ「みんなちがって、みんないい」の言葉を思い出した。

その詩が最初の詩として取り上げである本『心がほっとする日本の名詩100』を、ほんと久しぶりに開きました。読みながら、20日深夜から21日未明の大雨に、最初は驚きましたが、とにかく、目の前の課題を、あらゆる知恵を絞って行動しました。

日々続く自然災害、とても尋常しゃないと思います。これを乗り切る知恵の詩を読み、“ハッ!” としました。

(以下、『心がほっとする日本の名詩100』より)

「雑草」
〜大関松三郎作〜

おれは雑草にはなりたくないな、
だれがもきらわれ、
芽を出しても すぐにひっこぬかれてしまう。
やっと なっぱのかげにかくれて 大きくなったと思っても
ちょこっと こっそり咲かせた花がみつかれば
すぐ「こいつめ」とひっこぬかれてしまう
だれからときらわれ
だれからもにくまれ
たいひの山につみこまれて くさっていく
おれは こんな雑草にはなりたくないな
しかし どこから種がとんでもくるんか
取っても 取っても
よくもまあ たえないものだ
かわいがられている野菜なんかより
よっぽど丈夫な根っこをはって生えてくる雑草
強い雑草
強くて にくまれもんの雑草
(以上、本より転載)

自然界を人間の営みに合わせるように変化させてきました。人間は、まさに“雑草のごとく”のたくましさがあります。これからも、天変地異が何度も起こることでしょうが、その度に悲しみに打ちのめされることがあろうが、立ち直らなければなりません。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 20:53Comments(0)

孝行で親を深く愛している者は、物腰や態度がおだやかである。〜礼記〜

2016年08月14日

孝行で親を深く愛している者は、物腰や態度がおだやかである。〜礼記〜

休憩に読んだ、中国古典の解説書に気づきをいただきました。

「孝子の深愛ある者は必ず和気あり。和気ある者は必ず愉色あり。愉色ある者は必ず婉容あり」(礼記・祭義)

【現代語訳】
孝行息子で親を深く愛して自分を者には、必ず和気がある。和気がある人は、必ず楽しい表情をしている。そういう人はまたきまって物腰や態度がおだやかである。
(引用、守屋洋訳編『大学・中庸』より)

和気はおもずから顔つきや態度に滲み出てくる。それがまた、和らいだ雰囲気をかもし出して、まわりの人々をなごませる。したがって、そういう人のまわりには人が集まってくる。こういう和気とは、孝行息子だけでなく、すべての社会人が身につけたい気持ちの持ち方と言えます。

和気は、その人の気持ちの持ちようで変わることも可能です。その根底にあるのは、人を思いやる心、温かい心があれば気持ちも和やかなものになってくる。

これとは逆なのが、心の冷たい人である。その冷たさがおのずから顔つきや態度に滲み出てきて、人を遠ざけてしまう。
(以上、『大学・中庸』より抜粋)

  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:34Comments(0)

退歩の工夫

2016年08月14日

退歩の工夫

鋭進の工夫は固より安からず、退歩の工夫は尤も難し。ただ有識者のみ庶幾(ちか)からん。

【訳】

まっしぐらに進んで事を成すのは、元来、簡単なことではない。しかし、それよりも難しいのは、時を心得て一歩引き下がることである。これはただ、見識有る者だけにできることであろう。、

猪突猛進よりも、引くことも常に考えるのが、トップを務めるやり方だと思います。

*参考資料:渡邉五郎三郎訳編『佐藤一斎一日一言』  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:33Comments(0)

就職難の新しい言葉『孤立無業者』、ぞっとする響き、対策必要

2013年02月18日

就職難の新しい言葉『孤立無業者』、ぞっとする響きがある、強力な対策必要

以前は、アルバイター、フリーター、はまだ仕事をする意思のある若者像の言葉だった。さらに、ニートから、パラサイトシングル、悪い言葉のイメージの引きこもり、今日の紙面の見出しは、「孤立無業者」。

こんな言葉が有るんだと思いました。その数が162万人で、5年で4割増となっているとある。

・労働の規制緩和、勝ち組、負け組
終身雇用が崩された、小泉政権の規制緩和。労働者の派遣法が成立し、さらに規制緩和が進み、尊かった労働が、労働市場になり、労働を単価設定して、売り買いする社会になった。また「勝ち組なる」ことばも広がっている。

勝ち組、勝っている方から見れば
気分は良いが、負け組の方がはるかに人数が多い。これが本当の社会のあり方が、疑問を持つ人も多いと思います。

私は、孤立はしていないが、個人事業なので、仕事がない時は、無業者状態になる。その経験は、バブル崩壊後数年と、消費税が3%から5%上がった直後、全く仕事が無くなり、無業者状態に陥ったことがある。どちらも、バブルの貯金、消費税アップ時の多忙で稼いだお金で、どうにか乗り切った。

その厳しい状況下の仕事を支えたのは、やはり仲間たちの支援だったり、多様な方々との出会いから、今年で23年目の建築設計事務所がつながって来た。無業者状態を改善したのは、孤立ではなく、常に人と会うことを続けた結果だと振り返ります。

国の政策、地方の政策に、孤立感を無くして、人との触れ合い、地域とのつながりを再構築できる仕組み作りが必要と思います。

・バーミンガムの奇跡
1980年代のイギリスは、アメリカや日本の隆盛で、一時期極端な社会不安から、地域が荒れて、様々な犯罪もだが、孤立無業者が増え始め、1990年代になると、大都市中心部から貧困層以外は、居なくなり、更にまちが荒れて行った。

そこで、有志が地域防犯に乗り出したが、でもなかなか改善ができなかった。そこで、行政と大学が協力し、市民と協働まちづくり始まった。その大きな対策が、無業者状態の人たちの職業訓練と、孤立状態の人を、地域の人たちと触れ合わせる市民活動だった。

その代表的都市が、イギリスのバーミンガム市です。「バーミンガムの奇跡」と言われる改革は、NPO団体が中心となり、市街地の買春女性たちに職業訓練し、地域の治安を改善し、街に花を植えて、綺麗にしていきました。大学がその評価を統計化して、企業誘致に協力し、郊外に出ていったオフィスや店舗がまちに戻り、大企業も集まるようになった。

・日本の状態を懸念
社会の治安を回復させるには、孤立無業者状態の人たちを、地域とのつながりを持たせて、職業訓練をして、働ける環境を行政、大学、地域が、一緒になり取り組まないと、今の状態はさらに悪化して行くと、懸念しています。

・コウノトリのゆりかごは、良き先例
先週行った「コウノトリのゆりかご」の5年の研修で、乳幼児の遺棄事件を無くすため、先進国のドイツには、には、望まない妊娠、育てられない子どもを、養子縁組で養育する活動をしているNPO が、ドイツ国内に80団体があるそうです。

5年前、賛否両論が浴びせられた「コウノトリのゆりかご」は熊本で始まった動きは、昨年、関東地方にNPO が運営する、妊娠した女性たちで、赤ちゃんを育てられない女性と、生まれた赤ちゃんを養子にする夫婦をつなぐ、活動を生み、1年で40人を越える赤ちゃんが、新しい夫婦の下で、育てられています。

国と地方が、すでに活動している孤立無業者対策のNPO と協力して、孤立状態を早く解消する活動を協力に支援し、職業訓練を始めれば、バーミンガムの奇跡ではないですが、日本の未来社会を明るく出来るように思います。

長々と書きました。今日は、大学のレポート評価作業で、一日デスクワークです。外歩きが好きな私には、少々我慢の一日になりそうです。


〈告知〉ブログ紹介
野口修一(宇土市議)の活動日記
http://noguchi.otemo-yan.net/  

Posted by ノグチ(noguchi) at 11:19Comments(0)経営、政治

人間の器量は嫉妬のコントロールで決まる

2012年05月04日

人間の器量は嫉妬のコントロールで決まる

一昨日、地元のリサイクルブック店で、作家の谷沢永一の『嫉妬する人、される人』 を見つけた。パラパラと開くと、豊臣秀吉と黒田官兵衛の器量くらべについてあった。

秀吉は、黒田官兵衛の頭脳、人物を知れば、知るほど恐れ、その実力を関心し、恐れ、嫉妬した。

秀吉は、官兵衛を十三万石に抑えた。官兵衛も、秀吉の警戒心を察知し、素直に受けた。

能力、人間観察力の鋭い2人だからこそ、豊臣の世が生まれたのかもしれません。

このページの末尾に、「嫉妬の感情を抑制する術を心得ているかどうか、それが人物の器を決めるのです」とあった。

嫉妬心、強烈な敵対心に変わることを、リーダーになる者たちは、心得ておかなければならないと思う。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 05:41Comments(0)リーダーの心得

「賢人の知恵」今日の自分に甘んじない、態度を一貫させる、他

2012年01月11日

「賢人の知恵」今日の自分に甘んじない、態度を一貫させる、他

 さて、久々に日曜日の午後に家に居るので、読みかけの本「賢人の知恵」を読んだ。心に留まった言葉を、下記にいくつか紹介します。バルターザル・グラシアン著(斉藤慎子訳)「賢人の知恵(240)」から、

・今日の自分に甘んじない
 貧しく平凡な自分に甘んじてはいけない。今の自分のいる場所に少し居心地の悪さを感じるくらいがいい。

・態度を一貫させる
 日々態度が変わる人は意見にも一貫性がない。人間、二言はないのである。逆に言葉は、慎重に発する。

・目立ちすぎない、でしゃばらない
 たとえ自分の見解が正しくても、それを主張しすぎないこと。いったん目をつけられると、一番の長所までもが欠点に見られてしまう。また、強引に押せば、同じように押しのけられる。人の関係は、作用反作用の関係。

・見られているつもりで行動する
 壁に耳あり、悪事は大きくなっていずれ人に知られるもの。四知の精神を忘れない。

・自分を磨く
 時がたてば、光り輝くものもやがてはその輝きを失ってくる。精神力・知性・運など全ての面で、ときどき自分を再生させよう。

・大衆に迎合しない
 物事の本質がわかっている人なら、世間の評判に関係なく評価をしてくれるものだ。

・チャンスを逃さない
 チャンスを理解することは、知性の中でも最も重要な能力のひとつ。

・自ら運命を切り開く
 真価と勇気を発揮して、望むものを手に入れよう。知恵を備えていることが最大の幸運であり、それがないことは最大に不運である。

 (以上、「賢人の知恵」より)

 この本は、400年前にヨーロッパで書かれたものだが、現代でも十分に仕える教示ばかり。人生は、悩みの連続、日々の心の鍛錬が大事と思います。
 自分の運命を切り開く、チャンスを逃さない、など良く聞く言葉ばかりです。この本の最後(240番目)の一文を下記に紹介します。

・善を持って生きる
 善を持って生きることで人は完成する。
 善のある人は先を見通し、理解し、知恵と勇気を持つことができる。親切で正直、そして用心深い人はみんなから崇拝をされる。高潔、英知、理解は幸せの根幹だ。善はこの世を上から照らし、安らかな心で覆ってくれる。そのまばゆい美しさは神にも人にも等しく崇拝されるだろう。
 善のない美はなく、悪のない醜もない。善は英知の真髄で、それ以外のものは全て愚かなことだ。人が偉大かどうかは善で判断するもので、財や富ではかるものではない。善はそれだけで足れり。生きている間に愛され、亡くなってからも忘れられないのは善のある人だけだ。
 (以上、「賢人の知恵」より)
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:45Comments(0)家訓、社訓、訓示

私はいつも人生は「答え」だと言うようにしています。-養老孟司

2012年01月09日

私はいつも人生は「答え」だと言うようにしています。-養老孟司-

 おはようございます。昨夜早くに休んだ性で、早く目が覚めました。

 先週、宮崎に行った折求めた9名の知識人が思いを綴った本『復興の精神」に、作家の養老孟司氏が次のことを語っている。 

(以下転載)
 何十年に一回はアクシデントがある、というのは人生においても同じことです。極端に運のいい人というのもいないわけではありませんが、普通は十年か二十年に一度ずつくらい何かあるものです。(略) 
 私はいつも、人生は「答え」だというようにしています。(略) 
 自分がいままでやってきたこと、社会とかかわってきたことの結果として表にあらわtれているのが、ただ今現在の自分である。(略) 生きていれば、さまざまな悪いことが起こります。しかし、何かあったときには最終的にプラスになるように考えるしかないのです。
 (以上、『復興の精神』転載)

 人生には色々な出来事、苦難が起こります。こんな私でも、5年、10年に一度大きな変化が起こる。それを受け入れ、知恵をしぼり、協力して切り抜けて来た。これからも同様と思う。
 東北の方々の心情は、遠い九州に居てはなかなか理解出来ないことが多いが、春に現地を訪問し、被災した状況に触れてみて、その状況の中で生きようとされている姿に、自分の人生を重ねて考えることは実際にはできないが、学ぶことが多いと思う。
 養老氏の言う「何かあったときには最終的にプラスになるように考える」、プラス志向の生き方が必要と思っています。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:37Comments(0)日々の心がけ

周到に考え、実行は快活に動く。

2011年12月06日

周到に考え、実行は快活に動く。

おはようございます。朝の読書から、佐藤一斎の′『言志四録』から、

物事を考える場合には、周到かつ綿密でありたい。そして実行する段になったら、手軽に軽快にやりたいものだ。

事を慮るは周詳ならんことを欲し、事を処するは易簡ならんことを欲す。(『言志録』26条)

 人は、思うばかりで実行できない。実行はできるが、考えが浅い。軽挙は、目立つが考えがないと、効果も薄い。行動は、周到に調査し、思考の限りを尽くし、決断に至ったなら、一気に済ませることが大事です。決めたことを、うしうじ実行出来なけば、リーダーとしての信頼は得れない。

 佐藤一斎は、幕末期の志士たちに、大きな影響を与えた、幕臣の儒家です。佐藤一斎は、朱子学を表向きは教え、私塾では陽明学を教授したと言われる。当時の日本の憂いを感じて、陽明学の必要性を感じていたのかも知れない。
 今、日本に必要な学問は、至誠と陽明学の実践なのかも知れないと、揺れる日本政界を見て考えます。

*参考資料:坂井昌彦著『佐藤一斎「人の上に立つ人」の勉強』より   

Posted by ノグチ(noguchi) at 17:30Comments(0)日々の心がけ

周到に考え、実行は快活に動く。

2011年12月06日

周到に考え、実行は快活に動く。

おはようございます。朝の読書から、佐藤一斎の′『言志四録』から、

物事を考える場合には、周到かつ綿密でありたい。そして実行する段になったら、手軽に軽快にやりたいものだ。

事を慮るは周詳ならんことを欲し、事を処するは易簡ならんことを欲す。(『言志録』26条)

 人は、思うばかりで実行できない。実行はできるが、考えが浅い。軽挙は、目立つが考えがないと、効果も薄い。行動は、周到に調査し、思考の限りを尽くし、決断に至ったなら、一気に済ませることが大事です。決めたことを、うしうじ実行出来なけば、リーダーとしての信頼は得れない。

 佐藤一斎は、幕末期の志士たちに、大きな影響を与えた、幕臣の儒家です。佐藤一斎は、朱子学を表向きは教え、私塾では陽明学を教授したと言われる。当時の日本の憂いを感じて、陽明学の必要性を感じていたのかも知れない。
 今、日本に必要な学問は、至誠と陽明学の実践なのかも知れないと、揺れる日本政界を見て考えます。

*参考資料:坂井昌彦著『佐藤一斎「人の上に立つ人」の勉強』より   

Posted by ノグチ(noguchi) at 17:29Comments(0)日々の心がけ

勝海舟「世間は活きている、理屈は死んでいる」『氷川清話』

2011年08月18日

 -勝海舟-「世間は活きている、理屈は死んでいる」(『氷川清話』)

 政治は幾重にも錯綜した利害関係を、広く見渡して調和する高度な技術である。絶対に公平で万人のことごとくが、納得し得る解決が本来あり得ない以上、政治の採決は各方面から怨みを買うのであろう。それら不満の矢を全身に浴びつつ、なお次の機会へと望みを繋がせる対応は、各方面から人格的な信頼感を集め得ずしては不可能であろう。理屈をもって社会を律したがる人物を、世間の誰もが決して使用しないのである。
(以上、谷沢永一著「百言百話」より)。

 ■災害廃棄物の最終処分場、県外に…細野原発相(mixiニュース08月13日) >細野原発相は13日、放射性物質に汚染された災害廃棄物について、「福島県を最終処分場にすべきではない」と報道陣に語り、最終処分は福島県外で行う考えを示した。(略)
 陸前高田の松材で送り火が中止になった。瓦礫処理の、政府の利害の調整を検証して行きたい。掛け声だけに終らないことを願う。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:37Comments(0)経営、政治

功績や学問はなくとも 

2011年08月14日

功績や学問はなくとも
 
(現代語訳)
功績を誇り学問をひけらかす人々は、人間としての価値を外面にだけ求めている。本来備わっている誠の心さえ失わなければ、たとい功績や学問がなくても、それだけで立派な人生が送れることを理解していない。(略)

 先人の残した人生の生き方と思うが、50代になり少しは意味を理解できる経験もし来た。中国古典『中庸』にも、才能は「絹衣の上に、麻衣を羽織り、時々ほのかに輝きを見せる」とあった。才能の顕示は必要だが、やりすぎは返って逆効果を生む、生き方とは難しいものです。   

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:45Comments(0)日々の心がけ

「耐える」こと 

2011年08月14日

「耐える」こと 

(現代語訳)
「山登りは険しい道に耐え、雪道は危い橋に耐えて進む」という言葉があるが、この「耐える」ということに深い意味が含まれている。人情は険しく、人生の道は厳しい。「耐える」ことを支えとして生きていかなければ、たちまち籔にふみ迷い穴に落ちこんでしまうだろう。(略)
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:43Comments(0)

風そよぐ 楢の小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける

2011年08月03日

風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける(従二位家隆)

意味は:風が楢の葉をそよがせて吹いている、この小川の夕暮れは、すでに秋のように思われるが、ここで取り行なわれている夏越えのみそぎが、やはり今は夏であることの証拠である。(中略)

 震災から5ヶ月なかなか現地の復興も、原発の終息も目途が立たない。内閣の責任に加え、九州は「やらせメール」で揺れている。そろそろ夏のみそぎが必要かも? 時はアッという間に過ぎます。国民も関心を持ち続けることが大事と思う。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:34Comments(0)経営、政治

『日本人の感性』、桜の回廊、秋の紅葉など

2011年07月06日

『日本人の感性』、桜の回廊、秋の紅葉など

 梅雨は、緯度で言うとエジプトのカイロと同じ位置にある熊本が、湿気はあるがどうにか過せる気候を作り出します。しかし梅雨の大雨が被害をもたらす事もあり、猛暑の乾燥地域とは違った悩みもある。
 日本人は、季節を歌や俳句にして来た。桜の回廊、秋の紅葉など、広い風景を人が動く事で感じる季節を、俳句や和歌に綴ってきました。

 歌人の与謝野晶子の春の歌があります。京都の桜に季節、当時出会ったばかりの与謝野鉄幹との逢瀬を読んでいます。
「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよい逢う人みなうつくしき」
 これは、与謝野晶子の『みだれ髪』のある歌ですが、賑わう京都の桜の名所を多くの人が夜桜見物に出ていて、その風景を見ながら、鉄幹の許へ急ぐ晶子の様子がうかがえます。

(参考:佐々木健一著『日本人の感性』)
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 13:33Comments(0)情報、知識

 過信と欲くは、人間を豹変させる(名言は、良い意味だが?)

2011年07月05日

 過信と欲くは、人間を豹変させる(名言は、良い意味だが?)
 久々に守屋洋著『「韓非子」を見よ!』を読んで、目に止まった「小さなことに注目し大局を読む」の解説を読むと、:(以下、転載)厳しい現実にを生きていくためには人間を読むだけではまだ不十分である。それに加えてさらに、いま自分はどういう状態に置かれているのか、時代はどうか動いているのかなど、自分をとり巻く状況を読み取り、機敏な対応を心がけなければならない。・・(中略)
韓非子の教示は、「聖人は微(び)を見て以って萌(ほう)を知り、端(たん)を見て以って末を知る。故に象著(ぞうちょ)を見て恐れしは、天下も足らざるを知ればなり」、これは殷王朝を亡ぼした紂王(ちゅうおう)が、過信から象牙に箸を使い始めた。重臣の箕子は、どんどんエスカレートすると気づいた。ついに国まで滅ぼしてしまった。欲とは怖いものです。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 23:12Comments(0)リーダーの心得

「素行自得」

2011年06月02日

「素行自得」:人間はとかく自分というものを忘れて人をうらやんだり、足元を見失うものだ。だから、自分の立場に基づいて実践することで、本当の自分、真の自己というものをつかまなければならない。(*出典:安岡正篤「こころ」に書き写す言葉) :(感想)自分を知ることは、感情や周りの状況、仕事の良否、色々な時に「我を忘れる」ことが多い。常に自分を省みるゆとりが必要と思います。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 09:41Comments(0)日々の心がけ