退歩の工夫

2016年08月14日

退歩の工夫

鋭進の工夫は固より安からず、退歩の工夫は尤も難し。ただ有識者のみ庶幾(ちか)からん。

【訳】

まっしぐらに進んで事を成すのは、元来、簡単なことではない。しかし、それよりも難しいのは、時を心得て一歩引き下がることである。これはただ、見識有る者だけにできることであろう。、

猪突猛進よりも、引くことも常に考えるのが、トップを務めるやり方だと思います。

*参考資料:渡邉五郎三郎訳編『佐藤一斎一日一言』



Posted by ノグチ(noguchi) at 09:33│Comments(0)
 
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